恵比寿さんは電気を消して3分ほどでイビキをかき出した。うらやましいな〜こういう人。そして朝は朝でこっちがガサゴソしだしても積極的に寝続けていた。流石の域である。
そんなわけで僕は8時過ぎに一足お先に朝シャワーを使わせていただくことにした。一発でスパっとお湯の出るシャワー、いいですね。カチンカチンカチン!とかやらなくてもスイッチが入るってサイコーですね。そんなわけですっかり文明に浸りながらいい気持ちになって汚いロン毛をシャゴシャゴ洗っていたら、ふと異変に気付いた。
なんか、足がお湯に浸かってる。だからつまり、排水口が、詰まってたというわけ。わーお髪が長いからか汚いからか。
「詰まっちゃったよー」「えーこんなの初めてだよー」「どうしよー」「うーんちょっと様子みるかー」といった感じの会話の後、リビングでぼーっとしてたら玄関の呼び鈴が連打される。家主レイが対応しに出て行くと、玄関の暖簾の奥から外国訛りの片言日本語が聞こえる。短パン一丁なのでなんとなく出て行くのを躊躇していると、そのままいなくなっちゃった!うわー拉致された(多分フィリピンに)!
しばらくすると家主レイ帰宅。さきほどのは真下の部屋の住人で、天井から水が大量に漏れて来ていることに対しての怒りのかつ切実な苦情だった。オーマイガッ。マンションの管理会社に連絡するも日曜・盆シーズン・営業時間外の三重苦でまともに対応出来る人がおらず、「担当が来たら連絡する」というお決まりのコース。
ただ待っててもしょうがないので家主レイと一緒の下の部屋の様子見に行ってみると、確かにこりゃアタマ来るわレベルの水もれ。脱衣所から台所まで、2mほどの長さで天井からポタポタポタポタ。かわいそすぎる。上に戻って風呂場を確かめると依然として湖。様々な状況から推測すると、床の下では結構広い範囲にウォーターワールドが展開されていそうだ。改めて悲運なフィリピン人(多分)にも管理会社に対し怒りの鉄拳電話をするよう薦め、ひとまず管理会社からの連絡待ち。
午前中は電話を待ちながらCDを聞いたり居眠りしちゃったりで過ごす。結果的にはそのおかげで疲れ&寝不足も吹き飛び勝手に気分は爽快でありがたい時間だったけど、家主は気が気じゃなかっただろう。
午後、ようやく修理の業者が16時ごろに来れるという連絡が入り、それまでプラプラ出かけようかということにする。それなりに有名らしいなんとかという店で台湾ラーメン(?だったかな)を食べ、それから中古レコード屋。どこかのブログでオススメだったところに行ってみたら不発。でもそのすぐ横の店はなかなかの当たりで店主と恵比寿と家主はビートルズ話でたいそう盛り上がっていた。僕は吉永小百合ドンキーカルテットを買ってもう満足だったので二人を急かして店をあとにする。それから大須。約束の時間が迫ってきたのでここで家主と別れ、恵比寿二人旅。
ラーメンが消化されてきたので大須観音のそばのコンビニに行ったらトイレがない。そしてそこで薦められた、大須観音の真ん前の公衆トイレに入ったら紙がない。しかも紙の取り付けさえない。なんだこれ。なんだこの観音。そんな時頼りになるのはやっぱり恵比寿様。さっとバッグからポケットティッシュを取り出してくれた。いや助かりました。
で一応大須観音(小さすぎて?どれなのかよく分からなかった)に排水口、あとのことは頼んだぞ、とお願いしてたら家主から連絡が入り、全部クリアになりましたと。さすが観音。代わりに今頃公衆便所が詰まってるんじゃないのかな。
それからは、えーっと、別の中古屋でFugsと5 Royales(共にジャケ買い)、Sol HoopiiのCDを買い、家主と再会し、近くの呑み屋で何度目かの乾杯をし、タクシーで名古屋駅へ行き、そのタクシーの運転手さんがTerrazzoのことも純さんのことも知っていてびつくりし、恵比寿さんは当日券だったのでみどりの窓口へ行き、僕は時間がないので先にホームに行き、そのまま行方知らずのまま帰宅し、買ったCDがどれも正解だったので満足し、さ寝るぞーっと思ったらトンイが始まっちゃったので仕方なしに鑑賞し、そしていつの間にか、寝た。
旅のまとめ。
もうちょっと積極的に排水口トラブルに首を突っ込んでいれば更に楽しい旅になっただろうと思うと悔やんでも悔やみきれない。最後にフィリピン人(多分)と祝杯を上げるくらいのレベルに達することが出来なかったのはやはり力量不足というべきだろうな。あんなマンガチックなこと、そう滅多に起きるもんじゃないしねー。しかも途中で寝てしまうなんてなんて勿体無い。
それから『リフォーム済み』っていうヤツ、結局あれってキレイな壁紙で全部覆い隠してますよってだけなんだね。もちろん床でも天井でも。柱や排水口って見えないからどんなに汚くなってても、そして簡単に掃除とか出来ないようになってても、住み始めは分かんないもんねー。次回引っ越す時は気を付けよう。
なんてことを色々考えながら、やっぱ名古屋好きになっちゃったなー。いわゆる観光名所っぽいところには(ツイッターで色々教えてもらったにもかかわらず)ほとんど行けなかったんだけど、やっぱ名古屋、好きだなー。また来よう。
以上、まとめ。
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