シネマカリテ。
まず『ニーナ』。なんか、難解というか、つまり、退屈だった。
予想以上に主役の娘が肉欲的で、(それはそれで全然ウェルカムなんだけど)あまり知性も感じられず、濃厚なイタリア人イメージそのままだったので、軽く期待を外してくれた。基本的に、誰に薦めよう、という気にもなれない映画だった。

それから『メキシカン・スーツケース』。こいつはOK。ICPが「取り戻す」という姿勢を崩さず、その人が大事に保管していたからこそこんなにいい状態が保たれているにも関わらず、少なくともスクリーンで観ている限りはあまり所有者に対しての敬意は感じられなかった。キャパやタローのあれこれはもちろん極上の楽しさではあったけれど、それをめぐる現代人の攻防もなかなかのもの。監督がメキシコ人というのも大きいと思う。これはお薦めします。燃えます。

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