Paul McCartney @ Tokyo Dome
朝6時半に帰宅後、とりあえずソファーで気絶。1時間ほどで無理やり復活してとりあえずシャワーを浴びてとりあえず仕事に行く。とりあえず現場をうろついてからとりあえず事務所に腰掛け、とりあえずグッズのTシャツの種類を調べる。そして昼食後、すかさず退社。
13時10分頃、水道橋着。14時で良かったのに早く着きすぎやっぱ舞い上がってるなテヘペロとか思ってたらもうグッズ売り場には4〜500人(嘘かもしれない。300かも200かもしれない。でもとにかく長蛇)の列。やんなっちまうよまったく。僕が並んだあとも数分後に振り返ったらもう最後尾が見えなくなっていた。恐ろしい。平日なのにみんな何やってんだ。
でもテント前スペース(グニャグニャ迂回して並ぶようなところ)自体閉めていたので、そのゲートを開けたらスルスルスル〜と前に進んで数十分で売り場前まで行けてひとまず安心。ココからが結構長く感じたんだけど(お前等そこで悩むな!気になってんなら全部買え!サイズわかんねえなら全サイズ買え!と心で叫んでいた。3回くらい)、10分位前から販売開始してくれたこともあって、無事14時10分くらいには出口へ到達できていた。よかったねー。ウイングス、タグ・オブ・ウォー、ラテン系革命家(のち成金)の3種類のTシャツとパンフを購入。
しかしここからがやっぱり長い。会場は17時なのだ。しょうがないからベンチで寝るかーと思っていたところでレイコちゃんに遭遇。軽く駄弁りながらお茶して時間潰し。
17時にゲートが違うのでお別れ。したんだけど開場時間が遅れてますとのことでまた30分ほど並ぶ。なんだか並びっぱなしだ今日は。まあ外タレ、しかも世界最高峰なのだからしょうがないのだけど。
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座席で仮眠。そしてオープニングのコラージュサンプリングショーで覚醒した後、会場暗転、お客さんウオー!そしてそしてステージから一発目の照明ピカー!お客さんウオー!!
何故かここで泣いてしまった。
うわーぽぽぽぽーる!・・・あーホンモノだーうわー。そして涙はあっさり止み、比較的冷静に「かっこ悪いなあの服」とか思いながら「Eight Days A Week」鑑賞。それで今度は2曲目の「Save Us」でどわっと涙。何なんだろうね一体。
元々は、新作はシングルの「NEW」しか楽しみでなかったけど、数日前にちょっとは他のも聴いとくか、と半分義務的にアルバムを通してみたら、こりゃ素敵じゃないか!と評価が180度変わってしまった。この感覚は『Flowers In The Dirt』の時とまったく同じ。あの時はコステロも入っていたので一回で気に入った曲も多かったんだけど、大方の曲はまあどうでもいいレベルで捉えていた。でもこの曲をライヴで演るんだよねって意識が入ると「Figure of Eight」なんて途端にかっこよく感じちゃって、新曲が聴きたい!という意味でライヴが楽しみで楽しみでならなくなった。それが今回の『NEW』でも起きるだなんて、なんか猛烈に嬉しくなっちゃった。
正直ビートルズの曲をあれ演ったこれ演ったには当日まで(そして翌日の今日になっても)まったく興味が沸かなかった。ウイングスは確かにまあ聴きたいけれど、『ROCK SHOW』もあることだし、な気分。ありえないのは分かってたけど、一番聴きたかったのは『Back to The Egg』以降の曲だ。「Getting Closer」、「Take It Away」(『Tug Of War』からだったらほぼ全部聴きたいくらい)、「So Bad」、「Press」、それから「Young Boy」と「Fine Line」。もちろん『Flowers In The Dirt』と『Off The Ground』からは諦めなくちゃいけない。これだけのキャリアの人なんだから。だから我慢する。
で、ここまで我慢するんだから、今のアルバムからはもうちょっと演ってくれても良かった。仮にトイレに行く人が増えたとしても。そもそもこのメンバーで録音しているわけだから、やっぱり一番上手く聴こえるのはこのアルバムの曲だった。そんなこともあって、「Save Us」の軽薄なイントロを聴いた時は(セットリストは確認していなかった)結構スクリームしたいフィーリングに陥った(絶対しないけど)。
「Save Us」って、なんというか、紫のハッピ着てハチマキもして「ヘイ!ヘイ!」なんて掛け声上げたくなっちゃう、もっと分かりやすい表現をすると、午前2時頃に上下ジャージで、子供を連れてドンキホーテに来る若夫婦、みたいな。そんな立ち位置なんです僕にとっては。でも、それがいいじゃないですか。盛り上がるじゃないですか。この時ばっかりはホントに黄色いメガホン欲しかったもん。
まあとにかくそんなわけで、涙は「Let Me Roll It」まで続く。エンディングのあとそのままギャーオゥ〜!みたいなギターソロコーナーになって「ジミヘンじゃないんだからアナタは」と冷めてきちゃってたら、本当に「ジミヘンに捧げまーす」なんてMCで喋ってた。てことはやっぱりギター上手いなーこの人はって大いに感銘を受けた次第。すみませんでした。ジミヘンにハマったことのない私にはあまり良く分かりませんでしたが、分からないなら黙ってろと叱られそうなので黙っていました。もしかしたらあれはジミヘンの何か有名曲だったのだろうか(多分そうなのでしょう)更にもしかしたらジミヘンに捧げたのは次の「Paperback Writer」なんじゃないかなんて考えも出てきて、意味がわからなくて結構この時はうろたえていました。
ベストトラックは「NEW」。一番キレイだった。ちなみにギターかベースを持って歌うものだと信じて疑わなかったので、サイケピアノだったのは軽く新鮮で勝手に得した気分だった。新作から演った残り2曲もまったく無問題。とても、とても、楽しい。あのポールが、「こないだ作った曲」を目の前で披露してくれるって、やっぱり至上の喜びであり、極上の贅沢だと思う。
それから「Another Day」と「All Together Now」「Hi Hi Hi」も素敵。何回観てもやっぱり楽しいのは「Live And Let Die」。もっと盛大にドッカンして欲しい気もするけど消防法とか色々あるんだろうな大人の世界って。「Here Today」はヴォーカルがちょっと辛い感じだった。「I've Just Seen A Face」もイマイチかなぁ。「Something」はバンドが入る瞬間がズルイ。あれじゃ5万人みんなクラっと来ちゃう。神レベルのじらしテクっていうヤツかな。
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なんだか腹いっぱい。でも物足りない。そんな3時間弱。最終日で良かった。初日を観てたら絶対二日目、三日目って続けて来てたと思う。
あんなに昔から続けていて、あんなに昔の曲を通じて世界の人達の人生を(恐らく)良い方向に転換させてくれて、本人はしっかりと今の人。当たり前のことなんだけど、今、もっともっといい曲を書こうとし続けてくれている人。あの時代からこの時代、ずっと生き続けてます、と表明してくれる、本当にありがたい人。こんなありがたい人、この先出てくることはきっとないだろう。
また来てほしいわ。
THEN WE WERE NEW, NOW WE ARE NEW.

tags : paulmccartney ポール・マッカートニー 東京ドーム

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