なんか一気に今晩決められてしまうかも、という不穏な空気が流れ、いてもたってもいられなくなり、ちゃっちゃと仕事を昼上がり。ちょうどお偉方が午前中に出かけて直帰となっていたので、これ幸い。
14時頃、国会前に到着。もう既に数百人の人達がタイコビートに合わせてシュプレヒコール中。なかなかこのリズム、馴染めないんだけど、今日はがんばってみる。
うしろの方だとリズムも狂っちゃって声もまばらになるので余計辛い。しょうがないので先頭集団に紛れ込ませてもらう。すると一番前では制服を着た高校生たちが声を張りあげていた。ありがとうねとごめんなさいねの交錯した思いで、なんだか自然と声も出て来た。
口を大きく開くのをここ数年は意識して抑えてきたのだが、やっぱり数十分で顎がガーーーっン!てなっちゃった。さすがこの額関節症はホンモノだぜ。数時間で膝と腰が痛くなる。どこまでヤワなジジイなんだ。でも先頭の彼等彼女等の凛々しい後姿が目に入ると、とてもじゃないが離脱出来ない。
暗くなったら帰ろうと思っていたのだけど、結局22時までいた。途中でコンビニ休憩を取ったので実質7時間くらいか。・・・ってことは普段の仕事の日よりがんばってたぞオイ。でも先頭集団のあの子たちはきっと13時くらいからいたに違いない。そして22時までいたもん。ありがとう。ごめんなさい。
途中、参議院会館の方にも行ってみた。ちょうど野党(反対派)議員が出てきて中の状況説明を始めたのでそばまで寄ろうとしたんだけど人がいっぱいで大混乱。志位さんはちょっとしたスターで、声援もすさまじい。なんてことに感心してたら良く内容が聞き取れないまま終わってしまって、みんなぞろぞろ引き上げてしまった。
空いて来たのでどんどん進んでいくと、主催者?の人が向かい(つまり国会側)の議員面会所?らしきところで細かい説明が聞けるよ的なアナウンスをしていた、と思う。少なくとも僕の回り20名くらいはそのように解釈をして、じゃあ行ってみよう、ということに(みんなバラバラにね)なり、横断歩道を渡って入り口の方に・・・向かった瞬間に警官がどどどどーっと寄って来て道を塞ぐ。
そこからが大変。たまたま集団の先頭に居てしまった僕は完全挟み撃ち状態。無表情で会話を成立させようとしないポリと、真っ当な抗議を続ける市民。オーノー!多分15分くらい押し問答してたんじゃなかろうか。なんだか先頭にいるもんだし、「あ、無理っすね。」なんてUターンするのもなんだし、かといって埒があかないのは状況からいって瞬間的に理解出来るし、やっぱり不条理だと思うしでも正直めんどくせーし。僕の真後ろにいた2名の抗議がスゴイ。だから応援したい。でもポリの相手やっぱりめんどくせーし。
(多分15分くらい)押し問答をしていたら、向こう側(ポリ側)から主催者の一人がやって来て、そういうアナウンスはしていないはずだ、との説明がある。その時既に数は減っていたけど(ずるいよ!涙)、必死の抗議を続けていたテロリスト達がそれで黙ってるわけもなく、今度は主催者とパンピーテロリストがケンカを始め、そこに穏健派テロリストと鉄仮面ポリが止めに入るという、なんだかよく分からないドリフみたいな展開になっていた。まあ面白かったからいいけど。
騒がしさでいうなら国会議事堂前(単独参加者多し)の方が上だと思うけど、いやいや参院会館前(団体参加者多し)の方が明らかにアツかったね。
===
この抗議活動は、決してすぐにいい結果が得られるようなものではないし、「勝ち負け」というレベルで考えるなら、もちろん「負け」が既に確定している抗議になる。だからそれを根拠に「あいつら何やってんねん」という批判も目にしないわけでもない。でもね、イヤなもんはイヤだ、て言うのと言わないのとでは絶対違うと思う。何が怖いかって、イヤだと思いながら違和感を覚えながら黙って我慢して見届けることに体が慣れてしまうこと。「しょうがない」ってことを平気で口にしてしまうようになること。
でもそういう人は大抵(少なくとも僕自身の経験や僕の回りを見ている限り)、実はあんまり実情をしらない。少なくとも情報が相当弱い。
ただの義務感であっても投票に行った人と、なんだかんだと理由を付けて行かなかった人では、圧倒的に各党の政策の違いや色んな法案に対しての(自分の言葉で語れる)知識(の量というより質)が違う。これは実際に体を動かすという行動が意識レベルで相当強い影響を持つってことなんじゃないかと勝手に思ってる。行動を起こした以上はその行為に正当性を担保したいということでもあるのだろう。だから情報量としては、先日の弁護士達の街頭演説の時の方が圧倒的に高い(今日は実質ゼロ)けれど、今日の行動によって(ただ突っ立って声出してただけ)あの時に得た(結構忘れてるけどね)知識が、より僕の体内で生きてきているような気がする。
だから、多少回りから煙たがられるくらいはしょうがないのかなという気分。ニッポンの未来の子供たちの為とか、そんな立派な理由よりも、根本の動機としては、自分がもっとまともな人間になる為に取り続けていかなきゃいけない立ち位置なんだと思う。
上手くいけば施行まで1年近くかかるだろうし、運が良ければ3年後の選挙まで致命的なダメージを受けず(今現在相当な致命傷だと思うけど)に持ちこたえられるかもしれない。だから最低でもその時まで、はっきりとした意思表示を続けていかないと、きっと気付いた時には居眠りしている最中に首くくられてるようなことになってしまうだろう。
===
帰り、紅布に寄ってイカリさんやキクチさんとグダグダ話。突き詰めれば突き詰めるほど、理想は違うし政治的スタンスも違う。でも考えが違ったって「おれはこうおもうんだよね」ということを言えるし、そしてそれをちゃんと最後まで聞ける。こういう環境が、一番大事なんじゃないのかな。ありがたいお店だよ。
だから、イヤなことはイヤって、ちゃんと言っていこう。なんてことをホロ酔い気分で思いましたよ。
tags : 特定秘密保護法 redcloth

≪前のページ