Big Head becomes Big Nose 1

10時半頃、慶應義塾大学病院に到着。入院受付で必要書類(同意書と同意書と同意書と・・・)を出し、病棟に11時過ぎに辿り着く。
さっそく看護婦さんが大きな声で挨拶してくれる。こんなの当たり前のことなんだけど、これだけで結構気分もラクになるもんだ。元気な挨拶って大事だね。病室に連れて行ってもらい、同室の人達にも彼女が声をかけてくれる。「○○さーん、こちらタニカワさんでーす!」助かる。
11時半過ぎから軽くオリエンテーション。風呂の時間はこうこうこうで、体を拭くタオルはここの棚で、毎朝の診察はあそこの部屋で・・・ああ、入院するんだなぁと実感が増す。
隣のベッドのAさんはカーテン閉め切り状態で顔も分からない。向かいのBさんによると、けっこう大変な闘病生活みたいだ。Bさんは昨日入って今日手術して明日退院なんだって。そのせいか陽気でリラックスしまくり。このおじさんのおかげで初日の憂鬱はだいぶ軽減された。タバコで脱走するなら駅前の喫煙所もいいけど学会側の通りにある喫茶店もお薦めですよとの情報もいただく。

12時過ぎ、昼食。箸を持参するということを知らなかった(きっと案内をちゃんと読んでいなかったんだろうけど)ので、フォークを借りて食べる。味そのものには何の不満もないけれど、日本スタイルのゴハンをフォークで食べるという行為によって究極に不味く感じて泣きそうになる。お茶も振舞ってくれるけど、湯のみも持参しなきゃダメなのよ、と言われ更に泣きそうになる。
担当の看護婦さんやら先生やらが、入れ替わり立ち代り入院日程、スケジュール、手術方針、使用する薬等々の説明に来る。どれも取り立てて新しいネタではないので結構疲れた。
===
そもそも今回は20年くらい悩まされていた鼻づまりの治療で、自ら進んで病院に来て自ら進んで手術入院を決めたので、あまり悲壮感はないつもりだったのだけれど、それでもやっぱり日が近づくにつれ漠然とした不安感(と猛烈なめんどくさい感)に襲われてしまって、昨夜と今朝は本当にイヤイヤ気分満載だった。
事前にネットで検索して、痛いだの辛いだのネガティヴ情報ばかり目に付くのでその後一切の情報収集を禁止していたのだけれど、たまたま会社の部下が数年前に同じような治療(手術入院。同じく一週間。手術としては僕のそれより一歩くらい軽い処置)を受けていたのでなんとなくその話が出ちゃって、そしたら僕の仕入れたネット情報よりも過酷な一週間になる、退院後の帰り道もツライなんて話をナマで聞かされちゃって、明日(手術)から始まる地獄の日々を想像するとただただ憂鬱フィーリング。しかも時間単位で決められた病院スケジュールでトイレの回数の報告まで義務付けられ(全然当たり前のことって気はしてるんです。理解はしてます)、なんかもう完全に無力感に襲われる。
で、どうするのかっていうと、昨日までの日常に戻り、自分だけで判断して行動を取ることでなんとなく「まだダイジョブ」みたいな気持ちを保つ為に、つまりどうするのかっていうと、タバコ脱走なわけである。さほど吸いたいわけでもないので、Bさん耳より情報の喫茶店には行かず(屋内じゃケムいだろうと)に駅前の喫煙所。結局午後から寝るまでに3回行ってしまった。そしてさほど美味しいとも感じなかった。

病院内の売店で箸を買い、夕食。明日は朝から点滴なんだと。だからある意味、というかこの時点だけに限って言えば最後の晩餐。決して不味くはないのでペロリと平らげるが、やっぱりさほど美味しいとも感じなかった。でもこれからは手術まで食事禁止。かつ21時以降は飲み物禁止。水もダメだって。うわーい。
夜、Uがひょっこり現れる。途中で先生の手術説明タイムになっちゃったので短い間だったけれど、話相手になってもらえたことで気分は遥かにラク。感謝。
19:00−体重60.6kg
tags : 鼻づまり 鼻中隔湾曲症

≪前のページ